広島の雑煮

あっさり昆布と煮干しのおすまし


  • 丸餅を焼いてから茹でる
  • 出汁
    昆布と煮干しの出汁
  • 主な具材
    大根、にんじん、ごぼう、ミツバ、ぶりの切り身、焼きのり
    欠かせないものは、出来上がりに焼きのりをちぎって振りかける
  • 作り方
    1. 昆布、煮干しを水から入れます。沸騰しないように弱火でじっくり出汁をとります。
    2. 出汁が出たら、大根、にんじんを2ミリほどの輪切りにし、ごぼうを千切りにしたものを入れ出汁で煮ます。
      • あまり沸騰しないように気をつけます。
    3. もちはトースターで焼いた後、お湯で煮崩れしない程度に柔らかく煮ます。
    4. ぶりもしくは鮭を前日に塩を振って寝かせておきます。
    5. 別の鍋で魚は食べる直前に出汁に入れ、火を通します。
      • 硬くならないよう注意します。
      • 別の鍋で茹でるので、出汁が濁るのを防げます。
    6. もち、野菜、魚の順に盛り付け、出汁を入れ出来上がりです。
    7. 食べる直前に焼きのりをちぎって、振りかけると、磯の風味がよく仕上がります。
      • 時間があれば、トースターやガスの火で海苔を炙るとさらに美味しいです。
  • レシピの元
    祖父母から代々伝わる味です。
  • 食べ方など
    あっさりと薄い出汁なので、おもちと数の子など一緒に食べるとあいます。
  • 情報提供者
    • 名前: みりん
    • 住所・出身地: 広島県東広島市
    • 年齢: 30代
    • コメント: 広島出身の父が早起きして朝から作ります。普段は料理を一切しませんが、雑煮だけは作ってくれ、これは本当に美味しいです。

シンプルで優しい味の牛肉雑煮


  • 丸餅。
    昔は焼いていたが、最近は別に茹でたお餅を入れている。

  • 出汁
    醤油と味醂の年もあれば、白だしのみの年もある。

  • 主な具材
    ゴボウ、油あげ、蒲鉾、白ネギ(お好みで)
    牛肉は欠かせない!

  • 作り方

    1. 土つきゴボウを洗って土を落とし、笹がきにしながら水を溜めたボールに入れる。そのまましばらく(5分位したら水を交換しながら15分位)水に浸して灰汁を抜いておく。
    2. 油あげは油抜きなどは特にせず、笹がきゴボウの大きさに揃えて長方形に切っておく。
    3. 牛肉は3㎝角くらいの大きさに切っておく。
    4. 白ネギは輪切りにする。
    5. 蒲鉾も薄めに切っておく。
    6. 鍋に湯を沸かし、笹がきゴボウが少し柔らかくなるまで煮る。
    7. 好みによって、白ネギを加える。
    8. 牛肉をほぐしながら加える。
    9. 最後に油あげと蒲鉾を加えたら、牛肉に火が入るまで煮る。(煮立たせると牛肉が固くなるので注意)
    10. 白だしで味を調整したら出来上がり。
    11. 別に茹でておいたお餅をお椀にいれて、お汁を注そぎ、最後に蒲鉾を乗せて完成。
  • レシピの元
    実母の実家ではゴボウとハマグリを入れていたそうですが、嫁ぎ先では違う具と牛肉を入れていたそうです。母のオリジナルを教えて貰い、味付けは独自に調整しました。

  • 食べ方など
    お餅は別に茹でています。
    お汁に入れて雑煮にする人もいれば、きな粉餅にしてお汁を別にして食べる人もいます。
    私はきなこ餅派なので、上の写真にはお餅が入っていません。

  • その他コメント
    親元を離れてからも、毎年元旦に家族と過ごす時間は私の宝物です。自分が結婚して、嫁ぎ先でハマグリ入りのお雑煮を出てきた時は、何十年も前に祖母が作ってくれたお雑煮を思い出して、胸が熱くなりました。

  • 情報提供者

    • 名前: りんご
    • 住所・出身地: 広島県世羅郡
    • 年齢: 30代

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